大岡山の空

完璧な計算で造られた楽園で、ひとつだけ、うそじゃない、 今日から始めるモテ体質強化ブログ、大岡山の空。

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 今日(正確には昨日、日曜日)、日本への留学生の試験監督バイトに行って来ました。
 各大学の「留学生枠」の試験を受けるための、言わば”センター試験”に相当するような試験らしい。

 でね、なんて言うか、こう、「後悔」とか「申し訳ない」とは違うんだけれども、なんだか「モヤモヤ」とするモノがあるので、少し書いてみます。(アイドルblogとかで深刻な話を切り出す感じ風


【お断り】
 服務規程等を遵守する必要があるため、事実と異なる内容を含む場合があります。”話半分”に読んでください。


 何があったかって言うと、いわゆる”不正行為”を発見してしまったんですよ。
 それも、最後の科目で。終了目前に。



 その嫌疑をかけられた人間(仮に"彼女"としますが)が、メモを開いて見ているところを、ボクは見てしまった。
 そして、マニュアルに定められた通り、「これは、なんですか?」と尋ねた。暫しの沈黙の後、「ひ、拾いました。落ちていたので、なんだろうと思って拾いました。」と彼女。

 その"メモ"は、私にはわからない言語で書かれていた。内容を推し量る事も出来ない。
 しかし、今試験をしている科目と関係がない内容であろうことは、なんとなくわかった。

 周りの試験監督は、私が彼女と何か話しているのはわかっているが、その詳細("メモ"を私が取り上げた事)には気付いていないように思われた。



 彼女の行為を、試験室のキャップに伝えなければならない。その判断を仰がなくてはならない。
 嫌疑の”物的証拠”を抑えたとき、それがマニュアルで定められた対応。

 私が見ていた限り、それまで、彼女はカンニングと疑われるような行為はしていなかった。

 「最後の最後で、なぜ?」

 彼女は、異国の地から、何らかの「夢」を抱いて日本を目指したのだろう。
 そのために、日本語を覚え、さらに日本語で記述された各教科の問題を解くための勉強もしてきたのだろう。

 彼女の両親、親類、友人、知人の思い、、、


 「なぜ、、、」


 「"見逃す"べきか、、、」




 ボクは、キャップを呼んだ。そうするしかなかった。

 それが定められた対応。
 この試験の"価値"や”信頼性”を保つために、しなければならない事。

 日給12000円と引き換えの"職責"。

 「これは、ボクが判断すべき事ではない。上位の人間に意見を求めなくてはいけない。」
 そう、自分に言い聞かせながら、、、



 結局、彼女は「不正行為者」となったそうだ。

 彼女の解答は採点されない。全科目。



 試験本部に彼女を連れて行くときの表情が忘れられない。

 不安に満ちた、怯えたような、悔しそうな瞳。
 少し震えていた手。




 ボクの対応は"正しかった"んだろうか。


 もちろん、マニュアルに沿った対応であった事は確かだ。
 "職責を果たした"対応だった。
 そこに疑いの余地はない。理由は枚挙にいとまがない。



 でも、本当に、"正しかった"のかな?
 ボクは。
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テーマ:アルバイト - ジャンル:就職・お仕事
彼女(仮)に捧ぐ

『瓜田に靴を納れず 李下に冠を正さず』
2006/11/13(月) 20:35:45 | |やすの #ubLYi59w[ 編集]
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