大岡山の空

完璧な計算で造られた楽園で、ひとつだけ、うそじゃない、 今日から始めるモテ体質強化ブログ、大岡山の空。

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 映画「ホテル・ルワンダ」の全編を通して伝わってくること。それは「搾取されたアフリカの悲劇」。20世紀初頭まで欧米に搾取され、大戦後にケアされることもなく放り出され、「第3世界」として無視され続けた地域。

 この映画の舞台となったルワンダ内戦についてはルワンダ内戦(出典:Wikipedia)などを参照して欲しい。ツチ族とフツ族の違いは(映画の中でも述べられているが)ほとんどない。第一次大戦から1950年代までルワンダを統治していたベルギー人らにより”作られ”た相違であり、”煽られた”対立である。

 あなたに、ぜひ観て欲しい。そして考えて欲しい。
 上映館が限られているので、公式サイト上で確認してからおでかけを。私は、シアターN渋谷で観ました。


 全体を通して思うのは、国際社会が今なおアフリカを「暗黒大陸」とみなし、根本的な部分での支援を行っていないこと。
ホワイトバンドやらなんだと理由を付けたところで、ホームレスにコインを投げるのと変わらない。敢えて差別的な表現を使えば、ゴリラにエサのバナナを投げてやっている、という感覚だ。前述のホワイトバンドは「私たちがゴリラにバナナを与えてあげるから」と言ってえさ代の寄付を募り、それを不明朗な形で使っている、といったところか。

 国連平和維持部隊の司令官が主人公に対して言った言葉がそれを端的に言い表している。
 君が信じている西側の超大国は、”君らはゴミ”で、救う値打ちがないと思っている。君は頭が良く、スタッフからの人望も厚いが、このホテルのオーナーにはなれない。黒人だからだ。君らは”ニガー”以下の、アフリカ人だ。だから軍は撤退する。虐殺を止めもしない。

 この司令官は決して差別的な人物ではなく、むしろ難民を救おうと手を尽くした。しかし、超大国は応えなかった。白人を退去させるためだけの軍隊と飛行機しかよこさなかった。

 このシーンでフランス人宣教師が孤児達を連れてホテルに駆け込んでくる場面がある。
 救いようのない絶望感、悲壮感、そして「なぜ?」という感情。そんな想いがこみ上げてくる。流れてくる歌は救いを求めるが、底抜けに哀しい。
 思わず熱いものがこみ上げてきた。


 とにかく、あなたに観て欲しい。


 アフリカを、商売人や宗教屋のための、所詮営利目的の連中のための”+α”、”哀れみの対象”のままにして良いのだろうか?

この映画のカタルシスに酔い、良心の呵責を覚え、家に帰って、続編「ホテル・スーダン」の公開を待て
(英国のテレビ局 Channel 4:パンフレットより引用)

 この皮肉に満ちたレビューが我々に突きつけているものは何だろう?

 世界人権宣言の精神が”我々”だけのもので無くなるには、まだまだ時間がかかるのだろうか?

※06/02/24, 一部レイアウト崩れを修正 / 感想用トラックバック・ステーションへトラバ
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テーマ:ホテル・ルワンダ - ジャンル:映画
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